MacをGPSロガー対応させる

前回の記事でHOLUXのm-241とCanmoreのGT-740FLを紹介しましたが、実は両方共Macに対応しておらず、GT-740FLの対応OSは「windows vista/7/8/8.1/10 (各32/64bit)」との記載があります。しかしながら対応していないのは付属ソフトのみで、他のソフトを使えば全く問題なく使用できますので、今回はMacでGPSロガーの使用方法を紹介します。

富士山山下りの時のログ

1.GPSログ管理ソフトウェア「my Tracks」を購入する

位置情報を記録し続けるような単純なGPSロガーは構造的にシンプルなものが多く、シリアル通信でログをパソコンに吸い出す場合が多いです。実際m-241もGT-740FLもシリアルによる吸い出し。なので、シリアル接続で情報を吸い出せればMacでも問題なく使用できるのです。一番簡単なのはソフトウェアを購入してしまうことで、おすすめは「my Tracks」で Mac app storeで即購入することが出来ます。

Mac app store でmy Tracksを購入する

インストールしたら、環境設定>GPSデバイスを選んで、「GPSロガーアシスタント」を選べば殆どのGPSデバイスの接続が可能だと思います。このアシスタントで認識しない場合は、こちらのページよりドライバをインストールしてみてください。Canmore GT-740FLは、SkyTraq Venus互換なので、SiLabsUSBDriverDisk.dmg がドライバです。

GPSロガーアシスタント

2.フリーウェアGPSBabelをインストール

フリーウェアでも大変優秀なフリーソフトウェアがあります。GPSBabelです。

Mac版であればGUIのフロントエンドがあるので簡単に使えます。ちょっとわかりづらいのが、/dev配下にシリアルインタフェースを認識しないと吸い出せないので、電源を入れたGPSデバイスを指した後にGPSBabelを起動すると良いです。

起動をしたらInputにDevice、OutputにFileを選べば吸い出しが出来ます。なおGPSBabel自体はコマンドラインのアプリケーションであり、このMac版はフロントエンドのみです。発行されたコマンドは下に表示されています。なおDeviceに認識されない場合はこちらから必要なドライバを入れてみて下さい。

GPSBabelのGUIフロントエンド

CLIコマンドは

/Applications/GPSBabelFE.app/Contents/MacOS/gpsbabel

で叩けるので、GPSBabelのドキュメンテーション見ながら全機能使用することが可能です。またGPSBabelを使うとロガーの設定変更も行えます。

さて上記ソフトウェアを使えばGPXファイルは取り出せたと思います。写真へのタグ付けと、GPSロガーの設定変更とファームウェアのバージョンアップはまた後日投稿したいと思います。

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