Finepix S5 Pro 不満点を語ってみる

前回記事に書かせて頂きましたが、S5 Pro は本当に素晴らしい画像を編集無しで出力してくれますが、不満点がない訳ではありません。今回はS5 Proの不満点を書きたいと思います。

1.解像度が低い

S5 Proは、ハニカム配列のS画素617,R画素617万画素のCCD素子を積んでいます。出力解像度は1210万画素のなのですが、R画素はダイナミックレンジ専用なので、実質600万画素と見ても良いでしょう。Mサイズで出力すると、拡大してもビシっと合っているイメージですがLサイズで出力すると、少しぼやけた感じになります。でもこのぼやけは印刷したら全然目立たなかったりして、なんだか本当にフィルムをイメージした画像なのかもしれませんが、編集する素材としてはちょっと辛い所があります。

_DSF3641.jpg
例えばこの写真フルサイズでアップロードしました。編集なしです。色すごくないですか?ただ唯一100%表示にしたとき、ちょっとぼやっとしているだけです。

2.連写速度が遅い

S5 Proは秒間5コマ撮影出来るD200がベースとなったボディですが、S5 Proでは1.6コマ秒となっています。実はISO800以上あげるとR画素が使用されず3コマ秒で撮影出来るところを見ると、スーパーCCDハニカムSR Proの画像処理が重く、さらにR画素との合成が連写スピードに追いついてない模様です。しかも、搭載バッファも少なくJPEGのみでもxコマでいっぱいとなってしまいます。

3.撮影に時間がかかる

フィルムシミュレーションは大変素晴らしい機能なのですが、実はブランケット機能がなく、色を両方押さえたい場合は、いちいち設定変えなければなりません。RAWで押さえて、後で現像すれば良いのではないかと思われるかも知れませんが、実は同じ色が出せる現像はFuji純正のソフトウェアHS-V3でしか対応していなく、汎用現像ソフトでは同じ色は出せないのです。ベルビア調で撮った後に、もう少し色味を抑えてSTDで撮影したりと、さくっと撮ることが出来ず。なかなか忙しいです。

上記不満点を理由に途中でいくつかのデジカメを買ってみましたが、やはり同じ色表現が出来なく結局すべて売ってしまいました。このあたりの話も今後書いて行きます。

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